弱みは強み
2023-09-23
先日、ある方のお話を聞いていて面白いなと思いました。
その方が言うには「俺は海に行っても溺れないよ。だって泳げないから海に行っても泳がないから、溺れない」
ですって(^^♪
確かにそうですね?昔、ある老僧に言われたのを思い出しました。
「酒に強いやつは酒に溺れ、喧嘩が強いやつは喧嘩に溺れる」という言葉です。
得意なことは自慢したいのが人ですが、慢心が生まれ、足元をすくわれることもありますね?
弱みは強みです。弱い自分に嫌になることもあるでしょうけど、自分を守る大切な特技かもしれませんね?
合 掌
読経の意味
2023-06-10
こんにちは。ずーっとサボっていました。久しぶりに投稿します((+_+))
この間、ある方に読経をする意味を聞かれました。
この方が仰るには仏様の教えを理解していれば読む必要はないのではないか?というものでした。
なかなか手厳しいもので一瞬戸惑いました。
確かに仏様の教えを理解することはとても大切なことです。
なぜ読経するのか?
二つ意味があります。
一つは簡単にいうと何度も声に出して覚えるということです。
ですから、ただ読んでるだけでは足りないということです。
もっと大切な事は仏様の教えの通りに行動できることです。
二つ目の意味は仏様の説法の場を作るということです。
仏様になった方というのは三十二相といって尊い形が体に表れるそうです。
例えば金色相(こんじきそう)・・・体が金色に輝いている
白毫相(びゃくごうそう)・・・眉間に右回りに巻いている白い毛があるなどなど
沢山あります。
仏様のお像ってキンキラキンですね。よく見ると眉間のところに丸い毛がついていますね。
彫る方が三十二相を一つ一つ表していますが、一つだけどんな腕の良い職人さんでも表せないものあります。
それは梵声相(ぼんしょうそう)・・・仏様の声です。
それは私達が表現させていただくということです。
仏様の声を表現して初めて三十二相全てを備えた仏様になるということです。
ですから声にだしてお経を読まないといけないのです。
この梵声相は、朗々として心地よい声だそうで、聴いただけで人の心が休まるそうです。
私も少しでも近づけるようがんばりたいです。
合 掌
新年のご挨拶
2023-01-03
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
本年は「卯」ですね。ある書物に書いてあったのですが「卯」は「門」という字からきているんですって。見方によっては見れない事はないですけど、昔の人って今みたいに楽しい事が少なかったのかなって思うんです。
文字一つとってもそのような楽しみ方をしていたんだろうと思います。
本年は門出の年でありピョンピョン跳ねるウサギのように皆様にとって飛躍の年になる事をお祈り申し上げます。
それでは2023年スタートです!
修行をするとき
2022-11-04
こんにちは。
かなり久しぶりの投稿です。
皆さんは六波羅蜜(ろくはらみつ)って知っていますか?
仏教の修行法の一つです。
お釈迦様が残した成仏の為の修行です。
六波羅蜜といいますから六つの修行方法です。
一 布施(ふせ)・・見返りを期待せず施しをすること
二 持戒(じかい)・・ルールを守ること
三 忍辱(にんにく)・・耐え忍ぶこと
四 精進(しょうじん)・・懸命に努力すること
五 禅定(ぜんじょう)・・心を落ち着かせて自分の心を観察すること
六 智慧(ちえ)・・・上記の五つによって仏の智慧を得ること
と簡単に説明しましたが、詳しい説明は今度として
六つの修行をいつ行うのかってことです。
答えは「今でしょ」ということです。
例えば上記六つの中の忍辱は、困難や災難にあった時にこそ行われる修行ですね。
ある修行者が山に籠り忍辱の修行に励んでいました。
たまたま近くを通りかかった男がその修行者に
「何をしているのですか?」と尋ねると
修行者は
「忍辱の修行です」と答えました
すると男は笑いながら「ダメダメそんな事で仏になれるわけないでしょ」と罵倒しました。
修行者は怒り出しその男を殴打してしまいました。
これでは忍辱の修行になりませんね。でもそんな時だからこそ修行が必要なのです。
気分が良いからやる。気分が悪いからやらない。これでは修行ではないのです。
とんでもない苦しい修行だけが修行ではありません。
日常が修行そのものですね?
私もがんばります。
合掌