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副住職のつぶやき

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2021-12-26
おはようございます。
いよいよ2021年も終わりですね!皆様、お疲れ様でした。

クリスマスの日に参拝の方から「お坊さんってクリスマスやるんですか?」と尋ねられました。
「やります」と答えました。
我が子の保育園でクリスマスの話題が出るようなので、恥をかかせないためにもやっています。

私が小さい頃に父が「うちは寺だ。クリスマスじゃない。もみの木まつりだ」なんて言われたのを
思い出しました。
それでも近づいてくるとワクワクドキドキ 終わればお正月のお年玉。年末は楽しみのオンパレードでした。

大人になると楽しみでなくなってしまいますね。なんででしょうね?
近頃の子供が欲しがるプレゼントは高額なものが増えてきました。
親戚の子供たちは正月だけは良い子になり、お目当てのものが手に入れば元通り。。。。
楽しい事ってなかなかないですねぇ"(-""-)"

修行時代、楽しい事などありません。唯一の楽しみは食事と寝る時でした。
それ以外にも楽しくなる事ないかなと探しては見たものの見つかりませんでした。
ある本に「笑顔で過ごすと楽しくなる」と書いてあったので笑顔で読経したら
ものすごく怒られました。。。。。。
でも、何日もやってると空元気かもしれませんが、ちょっと心が軽くなってくるんです。
誰にでも当てはまるかは保証できませんが、試すのはタダですよ。

「笑う門には福来る」

これからどんな時代になるのでしょう?私も不安でいっぱいですけど
折角、いただいた顔ですから良い状態で維持できるといいですね


         合掌






目標

2021-12-01
おはようございます。
いよいよラスト1か月になりました。
ところで、今年の目標って覚えてますか?

私の目標は、わすれました

でも、なるべく心がけている事があります。
それは「他人と比べない」です。

最近、娘が「Aちゃんより私は背が低い」「Bくんより足が遅い」というのです。
その度に「でも弟よりは背が高いし、足は速いよね」って言っています。

もしかしたら苦しみって他人と比べる事から始まるような気がするんです。
その人が背が高いかどうかなんて事は誰かと比べないと分からない事ですからね。

だから娘には「人と比べないで、自分の好きな事を一生懸命やりなさい」と言いました。

「わかった!じゃあこの算数ドリル嫌いだからいらな~い」
「お、おい!」

まだまだ子育て修行中です。

                      合掌

勤労感謝の日に

2021-11-23
おはようございます。久しぶりの投稿になってしまいました。
年末も近いところですが心機一転頑張ります。

昨日、娘とお風呂に入っている時に「パパ明日は勤労感謝の日なんだよ。」
と言われましたので「そうだね。働いている人に感謝する日だね?」って言いました。
そうしたら「パパもちゃんと働いている人に感謝しないとダメだよ」なんて言われました。
娘には働いているように見えていないのですかね・・・・かなしい。
勤労感謝に日は「新嘗祭(にいなめさい)」に由来します。
新嘗祭は天皇陛下が新穀を神様に供え感謝し五穀豊穣を祈り、ご自身も食される行事だそうです。

娘に言われ、「俺は働いていないのか」と考えてしまいました。
でも、確かに自分自身は何も生み出せていない事に気付きます。
食べ物をはじめ、衣類や住居なども元を辿れば自然にあったものです。それらを沢山の人の営みのお蔭で私たちの
元に届いています。
例えば魚は当たり前のようにスーパーに陳列されていますが、私たちと同じように生きていたし、漁師さんたちが
海に船を出して取ってきて、色々な方の手に渡って私たちの元に届きます。
私たちは海に出る事もしないし、魚を殺める事もしていません。多くの恩恵の中にいます。

そうすると娘の一言も確かに肝に銘じておかなくてはいけません。

今日も一日頑張ります。
                合  掌

きまり?

2021-10-22
おはようございます。
随分、寒くなりましたね?秋を通り越して一気に冬に突入って感じですね。
皆様におかれてはくれぐれもご自愛くださいね。

先日、お父さんと娘さんの来山を迎えました。
ご用件はお墓を探しているとの事で、事情をお聞きしました。

すると奥様を亡くされたとの事でした。お父さんは30代、娘さんは2歳です。
心の支えであった奥様を亡くされた事に檀那様は心の整理がついていない状態。
老婆心からなのでしょうが、親戚たちにお墓はどうする?位牌はどうする?49日はどうする?など急かされて苦しいようでした。

私はここではっきり言っておきます。
決めるのは供養をしていく方々に任せてあげて下さい。

助け船のつもりで色々助言されているのでしょうが、逆効果になる事もあります。
大抵、最後は故人に一番近い肉親が供養をしているケースが多いものです。
あれだけ口出ししてきた親戚たちは、彼岸、お盆、命日にもお参りをせず、しらんぷりという感じです。
(あくまでも私の経験からですが)

私は檀那さんに「出来る時にしなさい」とお伝えしました。
奥様を一番に考えてあげる事は良い事ですが、檀那さんだって大切な人ですから。
でも、いつまでに埋葬して供養するのかという事は決めて下さいとお伝えしました。

仏教には沢山の「きまり」があり、どれも難しいものばかりですが、自分との「きまり」は守って欲しいと思い、そのように伝えました。

                 合  掌



合同慰霊祭終了しました

2021-09-29
お蔭様で合同慰霊祭が終了しました。
コロナ禍にもかかわらず20名のご参列をいただきました。
参列叶わずお塔婆建立のみの方々もいらっしゃいましたが、心から御礼申し上げます。

私は、どんな時代になっても誰かを思う気持ちは変わらないものと信じています。
コロナによって色々と制限されています。
でも、仕方ないで済ませたくなかったので、反対もありましたが開催させていただきました。
不自由な中で如何にして自分の出来る範囲で全力を尽くすかが大事だと思います。
来年も開催したいと思いますので、宜しくお願いします。


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